では、実際にLinuxを入れてみたい。
Linuxといっても、通常のディストリビューションではインストールできない。なぜかというと各ディストリビューターからダウンロードできるLinuxのカーネルは、IntelのCPU用にコンパイルされているからだ。
CubieboardやRaspberryPIで使用されているCPUは、Intel系のCPUとは異なるARMと呼ばれるアーキテクチャで設計されている。最近ではAndroidやiPhoneがそれらのCPUを使用している。
その為、ARMアーキテクチャで動作するようにコンパイルされたカーネルが必要になるが、それは、ここからLinuxカーネルのソースコードを自分でコンパイルするか、誰かがコンパイルしてくれているバイナリを使うかになる。
今回は、Cubieboardの公式サイトで配布されているLinuxディストリビューションを入れていこうと思う。
さて、
先ずはCubieから見ていこう。RaspberryPIは日経からムックもでているし、様々な人が紹介しているので今更感はある。
でもCubieならまだまだ日本での紹介が珍しいだろうとのことなので、先ずはそこから。
◯前振り
知人から、「RaspberryPIって知ってますか」と言われ、「知らねー」と答えたら、「熱いっすよこれ」と言ってホームページを見せてくれた。
http://jp.rs-online.com/web/generalDisplay.html?id=raspberrypi
最初は「へ〜面白いもんがあるんだねぇ」程度であったが、よくよく見てみると、使い方次第では面白い事もできるんじゃないかと、思えてきた。
うちの会社はLinux、Android、Java、MySQLのITトレーニングを主体にしているので、これを題材にすれば、面白いトレーニングができるかもと、現在いろいろ思案中である。
さて、
このハードウェアでこんなことをしている学生(英国人)がいた。
http://japan.zdnet.com/cloud/sp/35033819/
おお、これは面白そうじゃないか。でもせっかくならKVMを動かしてみようかと、何も確認せずに購入した。
するとどうだろう、RaspberryPIってのはCPUがARM6なので、KVMが乗らないらしい。。。
うーん、困ったこれでは、買った意味が無いではないか。そこで、KVMが動作しそうな別のボードを探してみた。