【Kidle化に挑む!】2. ODTからEPUBファイルへの変換編
Amazon kindleでトレーニングテキストを出版するために
【kindle化に挑む!】その2は「ODTからEPUBファイルへの変換編」です!!
ファイル形式についての記事はこちらです。
今回の原稿のファイル形式はODTです。
ODTは「libre office writer」で書かれたOpenDocument テキストの
ファイル形式です。(Microsoft officeのWordのようなもの)
また、表や図などは全て画像として文中に入れています。
最初の変換は【ODT→EPUB】です。
この変換を行う方法は色々あります。
私が試した方法を以下に載せておきます。
<成功例>
「caliblre」を用いてODTからEPUBに変換するというもの。
「calibre」はオープンソースの電子書籍ソフトウェアです。
インストール方法はCentOS7の場合は端末を開いて
以下のコマンドを実行するとインストールされます。
参考:https://calibre-ebook.com/download_linux
(calibreはwindows10にも対応しています。)
「caliblre」をインストールしたら起動し、「本を追加」から
ODTファイルを「caliblre」のライブラリーに追加し、
「本を変換」でODTファイルをEPUBに変換する。
詳細設定は以下のようにすると上手くいきました。
- 書誌情報
出力フォーマット:EPUB
ここでは、タイトル・作者名の変更や表紙の画像を選択したりできる - 外観
「すべてのフォントをドキュメントに埋め込む」
「すべての埋め込みフォントをサブセット化する」
「CSSを展開」
「合字を維持する」
の4つ全てにチェックを入れておいた。その他の設定は無視。 - ページ設定(この設定でレイアウトがかなり変わるので大事!!!)
出力プロファイル:Kindle PaperWhite 3
入力プロファイル:Default Input Profile
余白:全て0
出力プロファイルの設定によって変わるので、色々試す価値あり。 - 目次
「変換完了後、目次を手動で調整します」にチェックを入れると安心
参考:出力プロファイルについて
「Kindle PaperWhite 3」以外も試した結果以下のようになった。
「Tablet」:「Kindle PaperWhite 3」と若干体裁が異なるがこっちでも良い感じ。
「KindlePaperWhite」:図が小さくなる。
<失敗例>
- 「libre office writer」でODTからHTMLに変換し、
次に「caliblre」HTMLからEPUBに変換する方法
<問題点>
・全ての図の画質が荒くなり、左に寄ってしまう。
・コマンドラインがHTML変換後、崩れてしまうので、
HTMLでフォントやサイズの設定を行ったり、タグを追加して
調整しなければならない。
・箇条書きのタグが<li/>なっているので、
<li>に戻さなければならない。
・HTMLで編集するので、原稿に変化があれば、
また最初から変更しなければならない。 - 「libre office writer」の拡張機能「writer2epub」でODTをEPUBに変換する方法
<問題点>
・大きいファイルだとエラーとなり応答しなくなる。
以上が、今回試した方法です!「libre office writer」の拡張機能「writer2epub」は
何か他にも問題があったとは思いますが、
メモに書き留め忘れてしまいました。。。
(確か、図が表示されないとか、フォントが反映されないとか
そんなことだった気がします。。。)などなど、色々考慮するとやっぱり「calibre」が一番使いやすいです!!!
色々な設定ができる上、もし原稿を編集し直しても、
EPUBに変換した際に、影響が出にくいです!
(原稿がODTファイルの場合、書式等を少し編集しないといけません
編集方法についてはまた後日記事にします。)
是非、お試しください!!次回の【Kindle化に挑む!】は、
その3 「EPUBからMOBIファイルの変換編」です!!